【書評】生命保険入門|出口治明

こんにちは。松岡です。

これから、保険業界で働く皆さんに向けて、たまにではありますが、おすすめの書籍を紹介していきたいと思います。業界のトレンドや基礎知識を深めたい方、特に新入社員やアクチュアリー試験の勉強を頑張っている方にとって役立つ本をピックアップしますので、ぜひ参考にしてみてください。

さて、第1弾としてご紹介するのは 『生命保険入門』。この本はライフネット生命の創業者である、出口治明さんが執筆されたもので、生命保険の基本から業界の歴史、制度まで幅広くカバーされています。

(出口さんは他にも、数十冊書籍を出版しており、私は出口さんの書籍はほとんど読みました。とてもタメになる本ばかりなので、ご興味があれば、調べてみてください。)

この書籍が、出版されたの2009年と少し古いのですが、書籍の内容は今も十分に読む価値があります。特に保険業界の新入社員にはぜひ読んでほしい一冊だと思っています。

業界に関する基礎知識をしっかり学べるだけでなく、生命保険の歴史についても掘り下げられており、業界を深く理解するのに役立ちます。

また、この本は、日本の生命保険の特徴生保の組織構造資産運用の仕組み、さらには生保に関連する法制度についても解説されています。生保講座の勉強やアクチュアリー試験の勉強をしている方にとっても非常に参考になる部分が多いかなぁと思います。

ポイント

  • 日本の生命保険の特徴
    他国と比べた日本の生命保険市場のユニークな点がわかりやすくまとめられています。市場の成り立ちや運営方式など、知識を深めたい方には非常に役立つ内容です。
  • 生保の組織
    生命保険会社がどのように構成され、どのような役割分担で業務が行われているのかを学ぶことができます。新入社員が会社内での役割を理解する助けになるでしょう。
  • 生保の資産運用
    保険料だけでなく、運用による収益も保険会社の重要な収入源です。資産運用の理解を深めることは、生命保険というビジネスモデルをより深く理解できるようになります。
  • 生保にかかわる法制度
    どういう法的な規制があるのかどうかは、保険業界理解には欠かせません。生命保険は金融庁から許可を頂いてできる許認可事業なので、この辺を理解しておくことが、当局との認可折衝などに役立ちます。

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